季節はずれのカゼを引いてしまった。
夏カゼは治りにくいというが、もう1週間になる。
カゼを引くと必ず食べたくなるものがある。
玉子粥とプリン。
どちらも子供の頃の思い出だ。
カゼを引くと必ずと言っていいほど母が作ってくれた。
自分でも真似をして作ってみるのだが
どうしてもあの味にはならない。
母の手料理が恋しい。
病をして少し気弱になったようだ。
コーヒー党であることは、以前このブログにも書いたが
暑くなってくるとやはりアイスコーヒーが恋しくなる。
コンビニやスーパーへ行けば、ペットボトルに入った無糖ブラックの
アイス用コーヒーが売られているが、我が家ではアイスコーヒーも手作りだ。
やはりアイスもホットも、コーヒーは風味、アロマが命である。
できるだけ手軽に、そして美味しいコーヒーが飲みたいので自分の手で淹れる。
水出しコーヒーというのがある。
水出しというのはコーヒーを淹れる手法のひとつだが
要は粉にしたコーヒー豆を一晩水に浸けて置くだけ。
最も手軽なアイスコーヒーの入れ方だ。
だが、それより美味しいのはドリップで抽出したコーヒー液を急速冷却する方法。
大きなボールに塩を入れた氷水を張って
そこに抽出したばかりの熱いコーヒー液が入ったサーバーを浸し、急激に冷やす。
たったそれだけのことだが、使用する氷の用意など、意外と面倒に感じる事が多い。
手間がかかる分だけ味は格別。
抽出したコーヒー液を自然に任せて冷ました時とは雲泥の差なのである。
明日は日曜。
ブレックファーストに美味しいアイスコーヒーを添えて
トーストとハムエッグにしよう。
コーヒーを1日に5〜6杯は飲む。多いときは10杯。
寝る前にコーヒーを飲むと、カフェインのせいで眠れなくなるというがそんなことはない。
おそらく私は重度のカフェイン中毒だ。逆にコーヒーを飲まないと眠れない。
インスタントコーヒーでもブラックであればかまわない。
だが、本当に美味しいと感じて至福だと思えるのは
休日の午後に自分のためだけに淹れるドリップコーヒーだ。
豆も手動のミルを使ってガリガリと自分で挽く。
なんとも形容し難い幸福のアロマが部屋中に満ちてくる。
コーヒーは、豆の産地、種類、焙煎の仕方、保存法によって
その味や風味ををまったく変える。
そして粉の挽き具合もまた、コーヒーの味を左右する。
好みの味に出会うまで何年も試行錯誤を繰り返した。
今日は連休最後の日。
相方は出掛けてしまって一人きりの休日。
長い連休にやるべき事はやった。
相方が帰るまでの一人の時間をコーヒーを淹れて楽しむ。
新庄はなじみ深い街だ。
車で2時間以上も掛かるのに、昔から仕事で行く事が多かった。
鰊焼き(カド焼き)のシーズンだ。
今月に入ってからはまだ行ってはいないが
最上公園の桜もちょうど満開の頃ではないだろうか。
山形では鰊(ニシン)の事を「カド」と呼ぶ。
頭と内臓を取り除いて干したものは「身欠き」だが
生や一塩、内臓の付いたものは「カド」と言う。
「カド」という呼び名の元はアイヌ語らしい。
ニシンの事を「春告魚」とも呼ぶ。
春を告げに来た魚を満開の桜の下で炭で焼いて食べる。
雪に閉ざされた地方の、春の訪れを祝う祭りが「鰊焼き」なのだ。
ここに引っ越してきてから食べ物の話が多いような気がする。(笑)
食べ物から季節を知ったり、人や自然のありがたみを知る事が多いからだろうか。
ダーリンが水だこを釣って来た。
そろそろ旬は終わりだそうだが、さっそく刺身に引いてもらって舌鼓を打つ。
包丁を操る男の姿は素敵だ。
本来、刃物は男のほうが扱いが上手いのではないだろうか?
吸盤のコリコリとした食感、新鮮でしっかりとした身の弾力。
口の中いっぱいに広がる磯の香り。
海の幸を頂くとともに、彼の真心も頂戴した。感謝。